わたしたちのアンリ・ルソーを語る日本語の音感

昨夜のぶら美はおさらいするまでもないくらい、
有名・著名な方ばかりの作品でした。

でも爆笑。
アンリ・ルソーの解説で大爆笑。
聴きながら「もういい、もういいって!笑」と腹筋プルプル。


さて。
最近、携帯もパソコンでも漢字・カタカナの変換ミスはもちろん
てにをはまでまともに使えておらず
己の日本語能力の著しい低下っぷりに愕然とすることしばしです。
(しばしどころじゃない・・・)

アナログで「書く」ことが激減し漢字が書けないなぁ、と感じることはよくあるけど、
喋り言葉でさえも、気づくとおかしなカタカナ英語を使ってたりと
自分の心を翻訳する言葉、日本語のことばの美しい表現を
キャッチするセンサーのようなものまで衰えている気がしてなりません。

PCを使っていてもスマホを使っていても、
日本語を生産・消費するに求められるスピードが速すぎる。
そんな気がします。

ここで浮かぶのが、子どものころにTVでみた皇室歌会とか
歌舞伎、文楽、相撲の呼び出しの
リズムのないようである、のっぺりと伸ばしながらも、
心の抑揚の感じられる不思議な日本語発音と音感です。

「おぬしはいつまでもアナログであることよのう」
とデジタルな方々に言われてしまうとそこで終わり感もありますが
この、どこかのんびりとした日本語音感のようなものへのいとしさに
心がひっかかります。
(もちろんいい意味で)

ゆっくり、のんびり喋って、聞いて、書ける。
そんな時間があればいいのになぁ・・・と感じます。