朝井リョウあそび
今週のお題「最近おもしろかった本」
近ごろ読書がオシャレなんですって?
あらまぁ。
IGでも雑誌に”読書”ってタグをつけている人を見かけ、
少々驚きを隠せなかったりします。
さて先日、こんな本を読みました。
朝井リョウさんの『時をかけるゆとり』。
- 作者: 朝井リョウ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/12/04
- メディア: 文庫
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朝井リョウさんはペンネームだと思うのですが、
漢字の響きから仮に苗字の「朝井」は本名とします。
「本名では『リョウ』は漢字だろう」と勝手に考えた自分は、
リョウの本名と思われる漢字表記をあれこれ考えては当てはめて遊んでいました。
- 幼稚園のときによく遊んだリョウくんと同じ字
- 同級生だったリョウタくんと同じ字
- 母の好きな作家さんのリョウヘイさんと同じ字
- 背泳ぎの入江リョウスケさんのリョウと同じ字、
- 自分が応援しているサッカークラブに過去在籍したリョウと同じ字
- ゴルフの石川選手と同じ字。
案外「良」?
りょう、りょう、りょう・・・様々な漢字が頭に浮かびました。
本書の読中も読後も、これだけで1週間くらい遊んでいた気がします。
楽しいので、ググったりしていません。
未だ自分の中では、朝井リョウさんは本名の漢字+カタカナ説にとどまっています。
前置きが長くなりました。
実は本書購入時には、あまり期待してなかったのですが
主たるトピックは、ご自身の大学時代のエピソードです。
内容に触れてしまうと、本書の瑞々しさが損なわれてしまいそうなので
ここでは書きませんがアホすぎてかなり笑えます。
(自分の大学のときだって、アホだったくせに・・・)
そして、豪快ななかに見え隠れする繊細さや自虐性は
「今っぽいなぁ」と感じさせられるのです。
読み終えて少し経つのですが、本棚に本書の存在を確認すると
手にとって再読したくなるくらい不思議な存在感を放つ一冊です。
エッセイ好きな自分としては、また彼のエッセイを読みたい。
書いてください!
と思えるおすすめの一冊です。