水も星も流れる
今日の
ぶら美で印象的だったのが軽井沢千住博美術館での
「Waterfall×Waterfall展」。
平山郁夫さんなどに師事された千住博さんのこだわりは、
自然と美術の融合。
美術館内とカラーリーフガーデンが融合した、
かなり行ってみたい美術館の一つを知ることに。
彼の滝シリーズ、星のふる夜(星シリーズ?)は
- 作者: 千住 博
- 出版社/メーカー: 冨山房
- 発売日: 1994/01/29
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とても楽しくわくわくした、懐かしい気分にさせられるものでもあった。
水、汗、涙といった液体を描くのは本当に難しいと思う。
自分も絵を描いていたころは、なるべく避けていたところがある。
でも、「ザ・フォール」に代表される彼の描く「水」には
自然のものすごくパワフルかつ神聖なもの、
身体ごと画面に吸い込まれてしまいそうな不思議な力をTV越しに感じた。
自分が泳ぐのがずっと好きだったのって、
水の感覚が大好きだからだとずっと思っていたけれど
その「好き」の中に「自分には描けない」という要素があるのかな、とさえ思う。
星シリーズも似ていて、空に吸い込まれそうなその不思議な世界は
プラネタリウムに連れていってもらうのが大好きだった小さなころを思い出した。
どこの、どんな規模のプラネタリウムでも飽きずに観ていたので
理科は苦手だったけど、天体の問題だけはにこにこしながら
解いていたのを覚えている。
(今では夏の大三角形も忘れちゃってる有様だけど)
それでも、水と星。
自分の大好きなものをかも美しく描いてくれる人がいるのを知ることができるのは、
とても嬉しい。
どれもいい作品だったなぁ。