迷子論

日記を始めて一ヶ月。
書いたのは18日。
60%かぁ。なかなかいいペース。
(とはいえ、始めたばかりってネタがあるからなぁ)

元々、忘れそうな10代のころの感覚を残しておきたい
と思ったのが始める大きなきっかけだったけど、
そういうエントリーはごくわずか。

先日『八重の桜』を観ていて思い出したのだけど、
小学生の頃に家族旅行で福島へ行ったことがある。
あのドラマを観ていると断片的にそのときの記憶がよみがえる。


鶴ヶ城へ行ったときのこと。
天守閣までは両親と一緒だった。

降りるときに、階下まで繋がっているであろう階段の手すりを
手で確かめるのが楽しくて、
温かみのある木製の手すりのままに降りた。

城の出口を出て・・・「あ、両親がいない」
しばらく半泣きで両親を探した。
迷子ってこんなに心細いものなのだなぁ、と感じた。

そんなこともあってか、迷子の子どもを見つけると
すぐに親御さんのもとへ届けてあげたくなる。

実際に届ける機会があると子どもはホッとしているけれど、
親御さんには「なによアンタ、まだ遊んでいなさいよ」なんて
リアクションをされるので
自分も子どもの気持ちを忘れちゃいかんなぁ、と思う。


お子さん連れに何かあると、
「レジャー施設やショッピングセンターにもっと託児所を」
という意見が出て、それもそれでいいと思う。

私も子どもはいないので実際のところは想像にかなり限界がある。
ただ、子持ちの友達の話を聞いていて思うのは、
親御さんも羽を伸ばせ、かつ子どもも「安心して遊べる」ところが
もっとあってもいいんじゃないかとぼんやり思う。
理想論か。

親御さんのもとで安心して、でも、たまには自由になりたい。
一人で出かけたり何か買ったりできるようになりたい。
でも、見守っていてくれる誰か、帰りを待っていてくれる誰かにいてほしい。

ああ、子どものころってそんなこと感じてたなぁ。
そういうところは、今もさほど変わらないか。