ぐでーっとした後の夜にふと思ふ

連日の腰痛休養生活にもかかわらず、いつも通り食べていたので少し太ってしまった。

「うーん、夏バテでもすれば痩せるかもー」
などと考えていた矢先、暑さにやられて横たわる。
夏バテか?
「そういえば、今年の夏は夏バテきてないなぁ。楽勝かも♥」
と考えてもいた矢先のことだった。
甘い。こういうところも自分は甘い。

痩せるのも大事だけれど、健康で体力があるっていうのが
今すごく魅力的に感じられる。
だから今、を健康的で体力もあるのに、いい感じに痩せている
というカラダに心底憧れる。


10代を90年代で過ごした自分は、ものすごくやせ願望が強い気がする。
ケイト・モスが出てきてから、本当にガリガリな体型がもてはやされた。
00年代になってわりと筋肉ムキムキで
腹筋とか割れちゃってる引き締まったカラダがもてはやされたと思ったら、
10年代に入ると、ネコのようなしなやかさを持った柔らかい質感と
体幹がしっかりしていそうなカラダに関心が注がれている。
そんな気がする。


洋服の流行とデザイナーがモデルに求め、提案する
プロポーションの変化から示唆されるのは、
”カラダがその人を語る”ことと、生活スタイルや労働環境と大きく関連だろう。

最近ぼんやり思うのは「社畜」なんて単語に表れるように、
人間のロボット化(大げさな比喩だけど、このくらいしか思いつかない)
が求められていることを皆感じているからだろうか。

プログラミングされたツール、情報、
デザインされすぎたモノに囲まれる生活をしていると、
知らず知らずのうちに自分が機械・モノや情報に
”使われている”ときが少なくないのをぼんやりと自覚させられる。

それがいいとか悪いとかよりも、
そんな現状からの未来像のようなものに興味が湧く。


そこでキーワードとなるのが「自然」で、
昨今のアウトドアブームやガーデニング
以前流行ったロハスなんて単語がぱっと思い起こされる。

地方で暮らしていると、
地方に長らく住むの人ほど自然との距離感が絶妙というか、
自然に向き合うことに対して、力んだり過剰でないと感じる。

より無駄なくすっと自然と向き合うには、
やはり健康と体力が必要だなよなぁ・・・と感じさせられる日々である。