変わるものと変わらないもの


うーん、半日(ていうか一日)寝ていたので
長時間同じ姿勢だったためか、休んでいるはずなのに再び腰が痛む。
適度に動いたほうがよさそうだ。
散歩でもしようかということろで、遠くに雷の音がきこえる。
断念。


ぼけーっとしていると、母が私のために作ってくれている夏ワンピースの仮縫いがあった。
小さい頃から、母と生地屋さんへ行ったり、
母が針仕事やミシンを踏む音を聴くのが大好きだ。

初めて買い与えてくれたファッション雑誌も『装苑』だった。

装苑 2013年 08月号 [雑誌]

装苑 2013年 08月号 [雑誌]

今でこそ、すっかりガーリーなファッション誌だが、
当時は掲載されている洋服のパターンや作り方が白黒ページに収められており、難易度まで掲載されていた。

私などは難易度1のエプロンで四苦八苦したが、
先日掃除をしたときに出てきたので、丸山敬太さんのデザインだったことを思い出した。

ところが、洋服をつくる人というのはすごいもので、
一枚の生地を裁ったパターンをみるだけで、出来上がりの作品が想起されるという。

同じころに、テレビ東京(現在はBS)で「ファッション通信」(※音声がながれるので注意)を放映していることを知り、
毎回ビデオに録画しながらかじりついて眺めていたものだ。
(当時は番組が終わった直後に流れる、UNITED ARROWSのCMも素敵だった)

この番組は今もわりとかじりついて観てしまっているが、
「変化」のはかなさ、切なさ、厳しさ、そして美しさを教えてくれたのは
ファッションではないかとさえ感じられるくらい大好きな番組なので
今も続いているのは感慨深く、もはや自分には欠かせない番組だ。


そして、
子どものころも、あのころも、今も、
母が服を作り続けていてくれるのは嬉しい。