Jリーグのいいところを挙げられますか?

ニュースなどでも盛んに取り上げられた、
Jリーグ開幕22年にして初の無観客試合

この発端となった横断幕は、なぜ掲げられたままだったのか。

自分が知る限りの情報で申し訳ないのですが
Jリーグの試合の運営は、警備員も含めてほとんどがアルバイトの方で動いています。

そこには「運営スタッフ―お客様」というより、
「小遣い稼ぎのアルバイト―アルバイトなんかよりよほど気持ちを入れてスタジアムに来ている俺たち」
という関係の上で試合の運営が行わ・・もごもご

これ以上書いてはいけない気がするので部分的にですが共感した記事を引用します。

「今回大きな問題となったのが『縦の組織』。現場の人が決断することが出来なかった。それはなぜでしょうか。多分、今の時代だったら警備員本人がすぐ降ろせたはずです。降ろす前に、上に報告する必要も無かったと思います。

 そこは警備員自身の意識の問題もあったと思いますが、それとは別に下の人が決断出来るか出来ないか。出来なければ機能しません。現場で即決できる必要があります。それが出来なければセキュリティーとは言えないでしょう。

 サッカーは3万人から4万人が入るスタジアムです。その場で決断出来れば良かったですね。仮に間違いだったら、あとで判断すればいい。『その横断幕を出しても良いですよ』とね。それには大した害がないはずです。逆に決断しないと、大きな害となる可能性があります。

 ですから、組織の部分が課題じゃないでしょうか。日本は縦社会。下の人が上の人の意見を待つ風習がある。

 もう一つは、他のサポーターの意識も高めることです。イングランドだったら、サポーターが互いに注意するでしょう。

 私は普段プレス席に座っているから、皆がどういう行動を取っているのか、何を言っているのか詳しくは分かりませんが、相手を注意する勇気は必要ですね。

 ただ、かなり勇気が必要な場合もありますね。このようなことをする人は、ちょっと怖い人かもしれません。いろんな面で。でも、サポーターの皆さんにその勇気を持って欲しいですね」

この発言は、掲げられてしまった横断幕に対するクラブの対応について、
日本で長らく取材されるイギリス人記者マイケル・プラストウさんのものです。


クラブが、アルバイトであろうが毅然とした態度で
問題に対処できる権限とノウハウを警備員に与えることも大切なのでは?
と感じました。


一方で、同じクラブを愛する友人と話していて
Jリーグは悪いニュースばかりピックアップされる、と。


試合の前にお父さんがビール片手にのんびりした笑顔を見せたり、
子どもが観客席の柵から身を乗りだしてキラキラした目で選手を追ったりしていること。

それが、選手のウォーミングアップが始まると緊張感が高まり始めること。

ゴールの瞬間の言葉にできない、歓喜の声や歌。

そして勝利のあとのたくさんの笑顔。

他方で敗戦し、空元気で帰路につくこと。


それを知っている人はたくさんたくさんいるはずなのに、
どうしても身内ノリになってしまう。

それがJリーグが地域密着だからというのは違う。

大きな喜びも悲しみもサポーター同士でしか共有しえない。その大きな感情をシェアできるのが、身内だけであるという現状があるのだと思う。

それは、自分の大好きなクラブはもちろん、
Jリーグ全体にとって実に勿体ないことだと思う。

Jリーグの素敵なところを、もっとたくさんの人に知ってほしい。



感情にまかせて書いてしまったので、結びが分からなくなりました。

朝からぷりぷりしていてすみません。